利茶土さんの個展に行ってきました

10/31火曜日まで三越でやっていた個展にいきました。
利茶土さんっていうのはリチャードミルグリムRichard Milgrimさんです。
裏千家のお茶をしている人にはけっこう馴染み深い方かと思います。

利茶土さんは裏千家学園のみどり会でお茶を勉強をすると同時に陶芸の修行に入ったそうです。
その後独立し、鵬雲斎大宗匠から利茶土窯という名前をいただいています。

個人的にアメリカRAKUが結構すきでした。アメリカで焼いた楽焼ってことですかね??
あと呈茶席で使っていた花入。
花入は陶芸を本格的にやる前に作ったものってお話がありましたが、非常にカッコ良かったです。
耳が低めについてて、釉薬が掛かって無い感じのものでした。
陶芸を本格的にしていないっていう頃だからか、なんだかエネルギー感じました。
あーゆー花入欲しいな。

そんで、添釜をしていた方がSHUHALLYの松村さんでした。
学校の先輩です。
久しぶりにお話させていただきました。
ほんとご活躍で、すごいです。

茶の湯のうつわ展に行ってきました @出光美術館

6/4まで出光美術館でやっている展観です。
前回の唐津の展示の時から見に行きたいと思っていましたが、ようやく見に行くことができました。
ですが、あまり時間が無くサラッとしか見られなかったです。
出品リストを見返して、あれもこれもちゃんと良く見ておきたかったなぁと思っています。

萩割俵形十文字文鉢というものが展示されていましたが、以前同手のものを個人の所蔵で見たことがあります。
あぁ、あれと同手のものだなと思いましたが、萩の物だったとは思ってませんでした。勉強になりますね。

茶入で朝鮮唐津肩衝茶入 角大師 というのがありましたけど、私のイメージしている朝鮮唐津とはかなり違くて興味深かったです。
こういうのはパッと見てどこの焼物だと判断するのはすごく難しいですね。隣の瀬戸の茶入との違いがよくわかりませんでした。
角大師というのは慈恵大師こと良源という人が鬼の姿となって疫病神を追い払った姿を描いたものだそうです。
元三大師という名前でも有名だそうです。

どうやらものすごく有名な人らしいですが、全然知りませんでした。。。
この角の生えた鬼の姿を書いた護符を戸口に貼ると、あらゆる厄から逃れることができるそうですので、すぐに玄関に貼りに行ってきます。

でも、来客は怖すぎて入って来れないようになるのでやめておきます。

誰が銘を付けたのかわかりませんが、面白い銘ですね。
何かの意図があるんでしょうけど、そういった解説はありませんでしたのでわからずじまいです。

それから、雲州蔵帳を取り上げたコーナーの大名物の香合が距離が遠くてよく見えませんでした。
あまり眼が良くない自分のせいなのですが、四睡文の虎や人物どころか何が彫ってあるのかの大体の見当もつきませんでした。
大名物の堆朱の香合ってじっくり見たこと無いので残念です。
ちなみに大名物はおおめいぶつって読みますね。なにやら近くでだいみょうものって仰っている方もいましたので。。。いや、もしかしたらそう呼ぶ流派や説もあるのかも??

例によって図録を買おうかとおもいました。が、やっぱり作品解説にもっと詳しいこと書いてあればなぁと思い、買うに至りませんでした。

今年はお茶の関係の展観が多いですね。
でもゆっくり見たかったです。
お時間のある方、是非見に行ってください。

茶の湯展に行ってきました @トーハク

東京国立博物館(以下トーハク) 平成館で始まった茶の湯展にワタクシ先走って4/10に行ってきました。
会期開始前の開会式、レセプションなどがありまして招待されたかたが行けるものだそうです。
私が招待されたわけでは無いんですが、招待された方に連れて行ってもらう事ができました。ラッキー

トーハクで茶の湯をテーマに特別展をするのは37年ぶりだということで、名品がズラリです。
これを見逃すと次の30年くらいはトーハクで茶の湯がメインの展観はしないかもしれません。
お茶をしているかた、お茶に興味のあるかた、茶道具が好きなかたは是非見ておくべき展観です。

国宝と重文がムチャクチャたくさん並んでいますし、お茶をしているかたはマストだと思います。
作品リスト

会期前という事もあって、あまりゆっくり見る事はできませんでしたが、印象に残ったことを少し。
書院に掛けるものと言えば唐絵がお馴染みですが、これほど多く牧谿、玉㵎、梁楷、趙昌などなどの貴重な絵が見られたのには感動です。
でも、も一回ゆっくり見てこないと、どんなんだったかわすれました。。。

それから在中庵という茶入を実物初めて見たかもしれません。いや、見たことあるかもですけど、今回はすごく良く見えました。
スゴイ好いなと。
できれば在中庵棚も一緒に見たかったですが、欲張りすぎですね。
遠州関係の茶入は蓋とかもスゴイお洒落で、やっぱりすごい人なんだなと思いました。

前回行った近代美術館の時もそうでしたが、わりに展示台が低くて、茶碗の見込みまで見えるのが嬉しいですね。
近代美術館で見逃した、長次郎の無一物もしっかり見てきました。
それから、トーハクと国立近代美術館のコラボ企画で、2箇所を結ぶ無料シャトルバスが出ている様です。
展示がたくさんあるので、2つ見たらヘトヘトになってしまいそうですが、便利ですね。

見どころは正直言って、全部って感じですので、展示替えのたびに何回も行ってみるのが理想です。

行けるかな行きたいけれど行けないな、そんな時間があるハズもナシ…

あと一回は行って図録をゲットしなくてはと思ってます。
ちゃんとは見てませんけど、解説とか箱の写真とかたくさん載っていましたので、帰っても楽しめそうでした。