夜咄を知人が年末に催すというので、あつかましくも「呼んで、呼んで、呼んで!」とお願いし、お邪魔させていただくことができました。
ご亭主、ご連客の皆様ありがとうございました。
おかげで貴重な体験をさせていただくことができました。
夜咄の茶事は風情があって良いよ~と話にはきいていましたので、初めての夜咄の茶事に、どんな感じなのだろうかととても楽しみでした。
最初に言ってしまうと、非常に楽しめました。
火の灯りってすごいなぁ~と改めて感じさせられました。
夜咄は夜にやるものでして、電気の灯りを使用しませんので非常に暗いです。
正直、色々なものがあまり見えません。
だんだんと目が暗さに慣れてきて、やっとこさ少し見えるくらい。
手燭の明るさでなんとか拝見をするという感じです。
よく言われますが、電気の照明に慣れている現代人にとってはもう無茶苦茶暗いのですが、火の明るさってのはなんだか良いものです。
ほんとに非日常の空間を味わうことができます。
待合のしつらえとか、露地の風情とか、本当に感動的な雰囲気です。
かなりリラックスムードの茶事でしたので、写真を撮ったりもさせてもらいました。
ご亭主が酔っ払ってしまったので、薄茶は代わりに点てたりとか(笑)、色々イレギュラーなことがありましたが、こういうのも茶事の醍醐味ですね。お稽古にはない展開です(笑)。
火を使いますので、かなり慎重に動かなければいけなかったりとか、和蝋燭の扱いとか色々と難しいこともありますが、機会がありましたら自分でもやってみたいなと思いました。
でも、灯りの道具をそろえなければいけませんね。
徐々にそろえていければと思います。