10月26日、27日にかけて茶道教室の稽古茶事をしました。
稽古茶事は社中の茶事メンバーが亭主側、客側に分かれて正午の茶事を行うというものです。
茶事は普段の稽古とは全く違う役割がありますので、みなさんとても緊張されたようですが無事に終わってホッとしています。
亭主を務められたかたは直前に腰を痛めたという話しでしたが、半東を始め皆さんの協力で無事に乗り切ることが出来て本当に良かったと思います。
お茶事が初体験というメンバーも何人かいらっしゃいましたので、準備や練習で大変だったと聞きました。
懐石作りのことで頭がいっぱいで寝られない日があったという方もいらっしゃいました。
※画像は懐石を作るチームのお昼ごはんです。
みなさん沢山の調べものや試しづくり、シミュレーション、事前の練習などをしてかなり経験値が上がったのではないかなと思います。
やはり、自分で調べて実際にやってみるという事が大きな成長を生むのだろうなと思います。
また、茶事のお客様になったときに「大変なご苦労をされてお客様を迎えてくれるのだ」という事が実感できれば有難みも大きいものです。
次回はまた違う役割でお茶事の経験を積んでほしいと思います。
来月には炉が開かれ、いっそう風情のあるお茶の季節になります。
炉の茶事というのも本当に良いものですので、風炉と炉の両方のお茶事を経験してもらいたいですね。
日に日に寒くなっているような気がしますが、お茶をやっていると寒さの厳しい季節も悪くないかなと感じられるのは素敵だなと思います。
花鳥風月を愛で季節を愉しむには茶の湯というのは本当に良いものだと感じています。