第一印象はクチャクチャに混んでました。
こんなにお茶に興味のある人っているの?!って思うくらいに。
茶道人口は減ったし、減り続けているとは言われますが、まだまだたくさんいるんですね(若い人は全然いませんでしたけど。。ボソッ)。
最終日近くの日曜日だったからかもしれませんが。
図録を買っていないので(高くて買えませんでした。。。そのうち古本屋で手に入らないだろうか)じっくり復習ができないのが残念ですが、長次郎の茶碗をたくさん見れたのが嬉しいです。ガラスにかじり付いて見ました(1碗あたり5秒ほどですが)。
形、大きさ、釉調、内側の様子、色なんかを注意して見たんですが、鑑賞って難しいですね。
これを初見で見た時に、これは長次郎だな!っと判る気はまだまだしません。目が肥えてないんですね。
でも、空気は感じられたのではないかと思います。
玄翁(個人蔵)という茶碗初めて見ました(黒茶碗です。赤は東博にあるようですね)。
仙叟の箱書は名碗が多いらしいですが、これは仙叟の箱書で、少庵が命名したという事が書いてあるとのこと。
少庵のゆかりの長次郎はとても珍しいそうです。外箱は直斎。
道安は道安黒とかいう言葉があるくらいなのに、少庵は珍しいんですね。あ、道安黒は常慶か。ややこしい。。。
銘がかっこいいです。東博にある赤茶碗はとても良いので他の茶碗は玄翁で割ってしまえって言う意味らしいですが、これもそういった意味が込められていてもおかしくない茶碗です。
江戸時代の銘って洒落てて面白いです。
あと、とても参考になったというか印象的だったのは、柄杓がたくさん飾られていたことです。
光線が多いと保存に良くないのでしょうか、すごく暗かったですけど、いろんな人の好みの柄杓が見れて嬉しかったです。
また機会があれば色々な茶人の好みの柄杓を見てみたいです。
やっぱ図録買っとけば良かったと。