遠州さんの点初めの儀に行ってきました

偶然にというか、連れていっていただける機会がありましたので、お邪魔させていただきました。
今回初めて遠州さんのお茶会に伺いましたので、とても楽しみにしていましたが、非常にゆったりとした時間を過ごすことができ、大変良いひとときを過ごさせていただきました。

濃茶席の茶入は雲州蔵帳に載っているということで、とても貴重な物を見せていただきました。
そういった茶入を間近に見る機会というのは、なかなかあるものではありませんのでジーっと見せていただきました。
釜は古くて、もの凄く大きい釜。胴径は1尺以上はありそうな大きさに圧倒されました。また、鐶付が非常に変わっているものでした。
すごいですねぇ。さすが遠州さんのお家元の茶会で出てくるものは素晴らしいです(当たり前ですね…)。

花入は青竹で、形がすごいカッコいい形。いや~、あの形の花入欲しいなぁと思ってしまいました。
たぶん千家では使わないような気がします。
花入だけでなく、花もすごくカッコイイ。
遠州流の機関紙の花の写真を見たりすると思いますが、いつもすごくカッコいい花が入っています。
花って難しいです。ちょっと違うだけで全然違いますよね。
今回お床に入っていた花もすごくカッコよかったです。
評価できるような知識や語彙、経験などは私にはありませんが、とても素晴らしいと思いました。

茶碗はやはり高麗。
高麗茶碗が私は好きですので、非常に興味津々で見せていただきました。

点心もとても美味しく、食べ終わった頃にお相伴の能楽師の方が謡を披露してくださるという事もあり、祝いの席に相応しい盛り上がりとなりました。
また、某家の若宗匠にご挨拶させていただきました。
たぶん若宗匠は覚えていらっしゃらないとは思いますが、つい先日紹介していただいた機会がありましたので。
こういう方たちが、普通に一緒に席に入っている、というのが非常に興味深いです。
次にまた行けるような機会があるかどうかわかりませんが、またお邪魔させていただきたいです。

自分のやっている流派以外の茶会に行ってみると色々勉強になりますし面白いです。興味深いことが沢山あり、とても新鮮に映ります。
色々なことを理解できるようになるために、とりあえず自分のやっている流派の理解度を上げないとですね。

詳細な情報を書いてしまうのは失礼かと思いましたので、詳しく書きませんが(読んでる方はつまらないですね)、スゴイものばっかりで驚愕でした。
貴重な機会をありがとうございました。