茶の湯展に行ってきました @トーハク

東京国立博物館(以下トーハク) 平成館で始まった茶の湯展にワタクシ先走って4/10に行ってきました。
会期開始前の開会式、レセプションなどがありまして招待されたかたが行けるものだそうです。
私が招待されたわけでは無いんですが、招待された方に連れて行ってもらう事ができました。ラッキー

トーハクで茶の湯をテーマに特別展をするのは37年ぶりだということで、名品がズラリです。
これを見逃すと次の30年くらいはトーハクで茶の湯がメインの展観はしないかもしれません。
お茶をしているかた、お茶に興味のあるかた、茶道具が好きなかたは是非見ておくべき展観です。

国宝と重文がムチャクチャたくさん並んでいますし、お茶をしているかたはマストだと思います。
作品リスト

会期前という事もあって、あまりゆっくり見る事はできませんでしたが、印象に残ったことを少し。
書院に掛けるものと言えば唐絵がお馴染みですが、これほど多く牧谿、玉㵎、梁楷、趙昌などなどの貴重な絵が見られたのには感動です。
でも、も一回ゆっくり見てこないと、どんなんだったかわすれました。。。

それから在中庵という茶入を実物初めて見たかもしれません。いや、見たことあるかもですけど、今回はすごく良く見えました。
スゴイ好いなと。
できれば在中庵棚も一緒に見たかったですが、欲張りすぎですね。
遠州関係の茶入は蓋とかもスゴイお洒落で、やっぱりすごい人なんだなと思いました。

前回行った近代美術館の時もそうでしたが、わりに展示台が低くて、茶碗の見込みまで見えるのが嬉しいですね。
近代美術館で見逃した、長次郎の無一物もしっかり見てきました。
それから、トーハクと国立近代美術館のコラボ企画で、2箇所を結ぶ無料シャトルバスが出ている様です。
展示がたくさんあるので、2つ見たらヘトヘトになってしまいそうですが、便利ですね。

見どころは正直言って、全部って感じですので、展示替えのたびに何回も行ってみるのが理想です。

行けるかな行きたいけれど行けないな、そんな時間があるハズもナシ…

あと一回は行って図録をゲットしなくてはと思ってます。
ちゃんとは見てませんけど、解説とか箱の写真とかたくさん載っていましたので、帰っても楽しめそうでした。

今日の庭の楓

この時期は草木の成長が早く、毎日のように庭の様子が変わっているので、また楓について。
前回撮ったところの芽はこんな感じに。

4/2楓の枝

そして木の上の方はもうこんな感じに。

4/2 楓の木の上の方
緑色になってきていますね。

下の方で一番成長しているところはこんな感じ。

まだ赤みが残っています。

どうやらごく初期の新芽は赤いんですね。
初めて知りました。
葉っぱの形がちゃんとできあがるころに、緑になると。。。
意識して見ていないと、そういう事にはなかなか気づきません。
日当たりの良いところから成長していっているような感じに見えます。

木全体で見るとほとんど葉っぱの付いていない木ですけど、局地的にはどんどんちゃんとした葉になってきています。
来週にはもう全部緑色になってしまったりして。

古唐津見てきました @出光美術館

少し前ですが、東京の出光美術館に古唐津展を見に行ってきました。
もう終了してしまっている展観ですね。書くタイミング逃しまくりました。
まだやっていたら、是非見に行くべきですよ!というところなんですが。

唐津といえば、わたし的に好きなのは奥高麗の茶碗。
その昔は高麗物だと言われていたとかいないとか、はっきりした意味はよくわからない名前なんだそうで。
今回、流石は日本最大のコレクション!ということで、たくさん奥高麗を見る事ができました。
見込みが凄く広くユッタリした造りで、お茶を点てやすそうです。目跡があったものもあった気がします。
ボコボコ、ガタガタも全然していなくて、凄くきれいな見込みです。
さざれ石という銘の茶碗が釉調や大きさ、存在感が好いなぁと思いました。
また、高麗茶碗のように雨漏りになっている茶碗もあり、一番好きな感じでしたが、高麗にしか見えなくて。。。
何も言わずに出されたら絶対、唐津と判る気がしません。釉が下の方まで掛かってたし…。
もっと勉強しないとですよね。

今回、奥高麗という名称がキャプションにもありましたが、最近まで出光美術館では古唐津としか書いていなかったと風の噂で聞きました。
そういった名称は学芸員さんによって、いろいろとお考えがあるので変わったりするとのこと。
ワタシ的には奥高麗の名称の方が好きですね。
なんか古唐津よりもミステリアスな雰囲気じゃないですか。
数が少ないこともあり、奥高麗はミステリアスな茶碗です。

それから、朝鮮唐津耳付水指っていう釉薬が横方向に掛けられていて、胎土が大部分見えている水指がいくつかありました。
その手の水指の内側を見えるやつは見ましたが、全部叩きになっていて、へぇー、と思いました。
何か解説があると嬉しいんですけど、見たところ特になく残念。

今回の展覧会の図録を買おうかと思ったんですけど、解説がなんだか欲しい感じの物ではなかったので止めました。
代わりに「館蔵 茶の湯の美」っていうのを買ってきました。
これには後ろの方の解説に次第の事が書かれていたりするするので、まぁこっちかなと。
お茶をやっているんで、箱がこんなやつで写真がとか、誰の書付があるとか、伝来とか書かれていると嬉しいんですよね。
でも、もっと専門的な解説も欲しいところですね。けっこう高いし…。

もっともっと、知識、情報盛りだくさんな図録を作って頂けると嬉しいのですが。
どうか宜しくお願いします。