秋の茶会をしました

ちょっと時間たっちゃいましたけど、先月の最後の日の9月30日に茶会をしました。
台風直撃の日で、どうなる事かと心配をしましたが茶会の間は少し雨が降る程度で助かりました。
大勢のお客様にお越しいただき、誠にありがとうございました。

今回あえてスタッフは最低限の人数でやりましたので、生徒さんたちの苦労は多かったかと思います。
ですが、少ない人数でやると非常に勉強になることが多いですので、経験値は大幅アップしたのではないかと勝手に思っております。
私自身も今回色々と勉強になりました。

茶会はもう何度もやって勝手がわかっている生徒さんも多くなってきて、水屋仕事のクオリティがだんだん高くなっているような気がするのはとてもうれしいです。
この経験を茶事の時の水屋仕事に生かしてもらえると良いと思ってます。

台所の手伝いをした方は、茶事の懐石のメインである椀物をかなり勉強できたのではないかなと思います。
自宅で丁寧に日本料理をつくる時にも非常に役に立ちますよね。
丁寧にとった出汁の香り、味は何とも言えないものがありますね。
体に染み込んで、ホッと安心するような味です。
うまみ成分を科学的に抽出した飛び道具的な味とは、やっぱり違うんだよなぁと思って不思議です。

日本料理の美味しさを実感することができるので、お茶をやっているとそういう面でお得な気がします。
きちんとした日本料理なんて食べに行くことなんてほとんど無いですしね。
ましてや自分で作ろうなんてなかなか思いません。
お茶ってすごいんだなぁと思います。

お茶会に来ていただいた沢山のお客様、ありがとうございました。
生徒の皆さん、お疲れさまでした。
次はさらに楽しくできると嬉しいです。

はやくも九月ですね

お祭りへの出店などがあり非常にバタバタした八月後半でしたが、あっという間にもう九月です。
八月最後の日に雷が鳴り、映画のシーンのような土砂降りの雨が降った様子はまさに夏の終わりを感じさせる雰囲気でした。

まつりつくばへの出店は今回で2回目でしたが、まだまだ全然慣れません。
というかうまくいきません。要領悪いんですねきっと。
初日には車が故障するというトラブルにも見舞われ、どうなることやらという感じでしたが周りの方に何とか助けられ、なんとか搬入搬出することができました。
お祭りの会場では25年ぶりに同級生に会ったりと、普段なかなかおきないことがおきました。

やれやれ終わったぁ~という感じですが、9月の終わりには茶会を予定しています。
生徒の皆さんが優秀なので、私はあまりやること無いですが頑張ります。
茶券はおかげ様でSOLD OUTになっております。
お客様にも亭主側にも思い出に残るような茶会ができればと思っています。

最近雨が多いですが、雨が上がった後、雲の流れの速い月夜というのもなかなかオツです。
月も雲間の無きはいやにて候 なんて

湿し灰つくり

8月中はあまり茶会や茶事をすることが無いので、お茶をする人が夏の暑い間にする定番といえば、湿し灰(しめしばい)作りです。
湿し灰というのは、炉の時期に炭手前で使うものです。
炉の中を綺麗に見せて、火の熾りをよくする効果があるとか。
炉の茶事では必須になります。
道具屋さんで売っていたりしますが、扱いずらいので自分で作った方が良い感じです。

炉の灰を洗って乾かして、番茶で湿らせてまた乾かして、というような事をするんですが、夏の暑い時にやらないとなかなか灰が乾いてくれません。
一人で作業していたのですが、もう腰が痛くて休み休みやっていたらだいぶ時間が掛かってしまいました。(必死すぎて写真撮ったりするのを忘れました。)
7月中にやれれば良かったのですが、なかなかやれず、あまり天気の良くない日に作業したせいもあるかもしれません。

学生の時には炉の時期には毎日のように作っていたのものですが、あまりやらないとこんなに大変なんだなと思います。
お茶というのは、意外とハードなところが多くあります。
お茶を飲んでお菓子食べるだけだと思っているとギャップに驚くことがあるかもしれません。
私は水屋仕事といわれる、こういった裏方の仕事の方が好きです。