湿し灰つくり

8月中はあまり茶会や茶事をすることが無いので、お茶をする人が夏の暑い間にする定番といえば、湿し灰(しめしばい)作りです。
湿し灰というのは、炉の時期に炭手前で使うものです。
炉の中を綺麗に見せて、火の熾りをよくする効果があるとか。
炉の茶事では必須になります。
道具屋さんで売っていたりしますが、扱いずらいので自分で作った方が良い感じです。

炉の灰を洗って乾かして、番茶で湿らせてまた乾かして、というような事をするんですが、夏の暑い時にやらないとなかなか灰が乾いてくれません。
一人で作業していたのですが、もう腰が痛くて休み休みやっていたらだいぶ時間が掛かってしまいました。(必死すぎて写真撮ったりするのを忘れました。)
7月中にやれれば良かったのですが、なかなかやれず、あまり天気の良くない日に作業したせいもあるかもしれません。

学生の時には炉の時期には毎日のように作っていたのものですが、あまりやらないとこんなに大変なんだなと思います。
お茶というのは、意外とハードなところが多くあります。
お茶を飲んでお菓子食べるだけだと思っているとギャップに驚くことがあるかもしれません。
私は水屋仕事といわれる、こういった裏方の仕事の方が好きです。