茶の湯のうつわ展に行ってきました @出光美術館

6/4まで出光美術館でやっている展観です。
前回の唐津の展示の時から見に行きたいと思っていましたが、ようやく見に行くことができました。
ですが、あまり時間が無くサラッとしか見られなかったです。
出品リストを見返して、あれもこれもちゃんと良く見ておきたかったなぁと思っています。

萩割俵形十文字文鉢というものが展示されていましたが、以前同手のものを個人の所蔵で見たことがあります。
あぁ、あれと同手のものだなと思いましたが、萩の物だったとは思ってませんでした。勉強になりますね。

茶入で朝鮮唐津肩衝茶入 角大師 というのがありましたけど、私のイメージしている朝鮮唐津とはかなり違くて興味深かったです。
こういうのはパッと見てどこの焼物だと判断するのはすごく難しいですね。隣の瀬戸の茶入との違いがよくわかりませんでした。
角大師というのは慈恵大師こと良源という人が鬼の姿となって疫病神を追い払った姿を描いたものだそうです。
元三大師という名前でも有名だそうです。

どうやらものすごく有名な人らしいですが、全然知りませんでした。。。
この角の生えた鬼の姿を書いた護符を戸口に貼ると、あらゆる厄から逃れることができるそうですので、すぐに玄関に貼りに行ってきます。

でも、来客は怖すぎて入って来れないようになるのでやめておきます。

誰が銘を付けたのかわかりませんが、面白い銘ですね。
何かの意図があるんでしょうけど、そういった解説はありませんでしたのでわからずじまいです。

それから、雲州蔵帳を取り上げたコーナーの大名物の香合が距離が遠くてよく見えませんでした。
あまり眼が良くない自分のせいなのですが、四睡文の虎や人物どころか何が彫ってあるのかの大体の見当もつきませんでした。
大名物の堆朱の香合ってじっくり見たこと無いので残念です。
ちなみに大名物はおおめいぶつって読みますね。なにやら近くでだいみょうものって仰っている方もいましたので。。。いや、もしかしたらそう呼ぶ流派や説もあるのかも??

例によって図録を買おうかとおもいました。が、やっぱり作品解説にもっと詳しいこと書いてあればなぁと思い、買うに至りませんでした。

今年はお茶の関係の展観が多いですね。
でもゆっくり見たかったです。
お時間のある方、是非見に行ってください。

そろそろ梅雨ですね

梅雨はジメジメだし、天気悪いし、傘持って歩かなきゃだしで、あんまり良いイメージがないですが、紫陽花の季節です。
雨に紫陽花ってとても似合いますよね。
雨の中傘を差しながら鎌倉に紫陽花巡り、お寺巡りをしに行ったことがあります。
キレイだった。。。

ということで

あじさいきんとん

実際の紫陽花とは比ぶべくもないですが、雨の季節を楽しむ気分になるような菓子になれば。
露に見立てた寒天のサイズと色の組み合わせが難しいなと思いました。
色々やってみたいと思ってます。

そういえば庭の紫陽花はボチボチ咲いてきました。
紫陽花の色が変わるのはなぜかと思ったら、土が酸性で土壌中のアルミニウムイオンが多いと青くなるらしいですね。
なんか面白いです。花言葉も面白いのでさらに好きになりました。

稽古茶事をしました

先日の日曜日は生徒さんが亭主方とお客方に分かれて、お茶事の稽古をしました。
初めての茶事を亭主として経験するかたもいらしたので、かなり苦労されていましたが、何事もなく無事に終わることができました。
よかったです。

お客様役を務めたかたは正座の時間が長く脚がツラかったと思いますが、楽しんでいただけたようでした。

亭主方の役割の方々は頭を悩まし、試行錯誤して非常に大変だったと思いますが、苦労したぶん達成感も大きいのではないでしょうか。
茶事を経験するとお茶の姿がかなり見えてきます。
お茶の目的が茶事をすることなんだ、というのが解って奥深さも感じることができたのではないかと思います。
頭でいろいろシミュレーションをして、1か月間このことだけで頭がいっぱいになってしまったという方もいらっしゃいました。
真剣に取り組んでいるという証拠ですね。必ずスキルアップしますよ。
亭主側のやることを経験することで、お客さんになったときに苦労もわかるし、亭主の聞いてほしいことも見えてくるので、非常に勉強になりますね。
ホントお疲れさまでした。
苦労はするけど亭主方のほうがお客様よりも楽しいというのが茶事の醍醐味です。
またやりましょう。

でもやっぱり、普段の生活ではここまで丁寧に食事を作ってもらったりすることはほとんどないですから、お客さん役のかたが羨ましいです。
美味しいもの食べられるし、いろいろと感動させてもらえて。
特に正客と詰、以外のところ!(笑)