茶湯道具の伝来ものがたりinトーハク

久しぶりにトーハク(東京国立博物館)に行ってきました。
茶道具の次第をいろいろと飾ってある特集の展示があるよ、という情報があったので行きたいと思ってました。
ちなみに平成館でやってます。

茶道具の箱や極や添え状などの付属物を次第(しだい)と言います。
色々なところに伝来してきた茶道具はこれが沢山ついているものがあって、そのぶん収納するための箱も大きくなっていきます。
何重にも箱に入っているってなんか不思議ですけど、それだけ大事にされてきたっていう証でもあります。

今回、一番沢山次第のあったものは唐物の松山っていう銘のものだったと思います。
大名物だそうです。
江戸後期に火災にあって壊れてしまったようですが、詳しい絵に基づいて忠実に漆で修復されたようです。
その執念はどれほど大事にされていた物なのかが、うかがえるエピソードですね。
この茶入には四方盆が沿っていて、それを入れる箱もありますのでだいぶ大きくなってました。
欲をいえばもっと古い次第のあるものを見たかったです。。。

個人的に一番うれしかったのが、乾山の共箱を見られたことです。
錆絵の短冊皿で乾山深省八十一って書いてありました。
かなり晩年ですね。
乾山の共箱を見る機会が今まで無かったですので、すごくラッキーでした。

常設展も見ようと思いましたが、閉館時間が迫っていましたのであまり見る事ができず残念でした。
でもトーハクは写真に撮っても良い物が沢山あるのでお得な博物館です。
後であれはどんなんだったかなという時にはすごく便利です。
またこんどゆっくり東洋館も行きたいと思ってます。

今年の初稽古をしました


平成30年の稽古始めをしました。

濃茶を点てて、薄茶は皆さんの中からくじ引きでお点前さんを決め、3名の方に点てていただきました。
大勢の前でお点前する機会もあまりありませんので、お点前に当たったかたは良い経験になったのではないかと思います。

お茶の後には軽い食事をして、皆さんに今年の抱負を話していただきました。
普段はあまりそれぞれの方のお話しを聞くチャンスも無いので、色んなお話が聞けて良かったです。

本年もどうぞよろしくお願い致します。

12/3 庭の紅葉

いやー寒いです。
冬ってこんなに寒かったっけ?って毎年思いますけど、今年も思ってます。
5度以下になると服を着てても自然と体がブルブル震えてしまいます。
寒さがものすごく苦手な私ですが、紅葉は好きです。

12月に入りましたけど、まだ庭の紅葉は紅葉しきっていない物もあります。

2017/12/03腰掛の紅葉

でも上の方から紅葉していっているので、上の方はもう散ってしまって下の方はまだ黄色っぽかったりしています。
ここ数日、散る紅葉の量がものすごい増えました。
散紅葉とか吹寄せって銘がこの時期ありますけど、そんな感じです。

これが全部散って、春を過ぎると青楓になります。
紅葉もキレイですが青楓もビックリするくらいキレイです。
楓ってとてもお得な木です。